
りお
こんにちは。東京(神奈川・千葉・埼玉)を中心に処女卒業のサポートを行なっているりおです。
海外なら処女を気にしない、日本では恥ずかしい。そんな単純な違いではありません。僕は、国ごとの違いを見ることで「誰の基準で焦っているのか」を整理できることのほうが大切だと思っています。
処女が恥ずかしいかどうかは「国」で決まるものではない
「海外では処女ってどう思われるんだろう」
処女であることを気にしていると、日本以外では性経験をどのように捉えているのかが気になることがあります。
先に結論を書くと、海外と比べても、処女であること自体を恥ずかしいと考える必要はありません。
そして、「日本は処女に厳しく、海外では性経験がなくても気にされない」という分け方も正確ではありません。
WHOは「virginity(処女性)」について、医学的・科学的に判定できる状態ではなく、社会・文化・宗教によって作られた概念だと説明しています。つまり、何をもって処女と考えるか、その状態にどのような意味を持たせるかは、社会によって異なります。
実際、Pew Research Centerが40カ国を対象に行った2013年の国際調査では、未婚者同士の性行為を「道徳的に受け入れられない」と答えた割合は国によって大きく違いました。日本は21%、アメリカは30%である一方、さらに強く否定する国もあります。古い調査なので現在の若者の価値観をそのまま示す数字ではありませんが、「海外」という一つの価値観が存在するわけではないことは分かります。
| 見られ方 | 起こりやすいプレッシャー |
|---|---|
| 日本で感じることがある価値観 | 「ある程度の年齢なら経験しているのでは」という周囲との比較 |
| 性経験に比較的寛容な社会やコミュニティ | 「恋愛や性の経験があること」が自然だという空気 |
| 宗教や家族の規範を強く重視する社会やコミュニティ | 結婚するまでは性経験を持たないほうがよいという期待 |
違うのは、「プレッシャーがあるかないか」ではなく、その向きです。
経験がないことを気にする社会もあれば、反対に経験を持つことへ厳しい視線が向く社会もあります。
だからこそ、海外との比較から導ける答えは「早く処女卒業したほうがいい」でも「処女のままでいるべき」でもありません。
周囲の価値観と、自分自身の希望は分けて考えていいということです。
日本で「処女だから恥ずかしい」と感じる場面はある
日本で生活していても、普段から処女であることを意識する人ばかりではないと思います。
気持ちが強く動きやすいのは、具体的な場面に直面したときです。
友達同士で初体験の話になった。好きな人ができた。彼氏との関係が深くなってきた。SNSで「大学生なら経験していて当然」「20代で処女は珍しい」といった投稿を目にした。
そんな瞬間に、
「私だけ遅れているのかな」
「知られたら恥ずかしいかも」
と感じることがあります。
ただ、日本でも性経験がない成人女性がごく特殊な存在というわけではありません。
国立社会保障・人口問題研究所の2021年調査では、18〜34歳の未婚女性で異性との性交経験があると回答した割合は47.5%でした。この調査だけで個人の状況を判断することはできませんが、少なくとも「成人女性ならほとんど経験している」というイメージとは違います。
それでも恥ずかしいと感じることはあります。
数字を知れば、コンプレックスが自動的になくなるわけではないからです。
僕がVirgin Blossomの活動をしていて大切だと思うのは、「経験がないこと」そのものと、「経験がない自分をどう見ているか」を分けることです。
性経験の有無は事実です。一方で、「経験がないから女性として遅れている」「恋愛対象として変に思われる」という評価まで事実になるわけではありません。
海外と比べると「経験しなければ」という焦りの正体が見えやすい
海外の価値観を知る意味は、どこの国が正しいかを決めることではありません。
むしろ、自分が当たり前だと思っていた基準が、場所や周囲の人によって変わるものだと分かる点にあります。
たとえば、友達から「まだ経験ないの?」と言われた女性がいたとします。
その言葉を何度も思い出していると、「この年齢で処女なのは恥ずかしい」という考えが自分自身の価値観のように感じられることがあります。
でも別の環境なら、「好きな相手ができてからでいい」と言われるかもしれません。さらに別の社会では、結婚前に経験すること自体へ否定的な反応が返ってくる場合もあります。
同じ女性でも、置かれる場所によって周囲から求められる行動が変わるわけです。
そう考えると、「処女だから恥ずかしい」という感覚も、必ずしも自分の内側から生まれたものとは限りません。
「私は処女でいることが嫌なのか。それとも、処女だと知られることが嫌なのか」
ここを分けて考えると、自分が何に悩んでいるのかがかなり変わります。
前者なら、自分自身が初体験を経験してみたいという気持ちについて考えることになります。
後者なら、必要なのは急いで処女卒業することではなく、周囲との比較や恥ずかしさとの付き合い方を整理することかもしれません。
処女であることへのコンプレックスがどこから生まれるのか、もう少し広く整理したい方は、処女であることが恥ずかしい女性へ|コンプレックスの原因と向き合い方で詳しく書いています。
「海外では普通だから」ではなく、自分がどうしたいかで決める
海外の恋愛観や性に対する考え方を調べていると、自分とは違う価値観がたくさん出てきます。
ここで気をつけたいのは、新しい基準に自分を合わせようとしないことです。
「海外では性にオープンらしいから、私も経験したほうがいい」
こう考える必要はありません。
反対に、「結婚まで経験しない文化もあるから、このままでいい」と無理に納得する必要もないと思います。
判断したいのは、もっと身近なことです。
好きな人との関係を進めたいのに、処女だと知られる怖さから距離を取ってしまう。
恋愛に興味はあるのに、初体験への不安が強く、付き合うこと自体を避けてしまう。
処女であることを考える時間が増え、「早く何とかしなければ」という焦りが日常にまで入り込んでいる。
こうした状態なら、処女卒業を選択肢として考えてみる意味はあります。
ただし、その理由は「処女は恥ずかしいから」ではありません。
自分自身が経験してみたい、今の悩みから前に進みたいという気持ちがあるかどうかが大切です。
逆に、今は恋愛にも初体験にも特に興味がなく、周囲と比べたときだけ少し気になる程度なら、急いで行動する必要はありません。
処女であることより「誰の基準で決めているか」を考えてみる
日本と海外を比べても、処女に対する一つの正しい価値観は見つかりません。
性経験があることを自然だと考える場所もあれば、経験しないことを重視する場所もあります。その違いを見るほど、処女に付けられている意味の多くが周囲の文化や人間関係によって変わることが分かります。
だから僕は、処女であることを恥ずかしいかどうかだけで考えるより、「自分はこれからどうしたいのか」を考えるほうが現実的だと思っています。
その結果として処女でいることを選んでも構いませんし、自分の意思で処女卒業を考えるのも一つの選択です。
もし「処女でいるのがつらい。でも恋愛の中で初体験を迎えるイメージも持てない」と悩んでいるなら、恋愛とは別に処女卒業について相談する方法もあります。
僕が東京で行っているVirgin Blossomの処女卒業サポートについては、活動の考え方や利用までの流れをサイトで確認できます。自分に合う選択肢なのかを判断する材料の一つとして読んでみてください。
